今回はトップバッターに冬支度。いつからか演奏始める前にまずMCからスタートする事が多くなってきて。これが時折持ち時間を押しちゃう原因なんだなとなんとなく気づきだしました。要らない部分はしょっていこうと努めだすと今回なんて「チラシ折り込んで貰っておりますのでそれをご覧くださいね」。ライブ予定をお伝えするのをはっしょちゃった。そこは忘れてはいけない部分で結局要らない事ばかりダラダラ話してんだから。そんな感じでいつもより若干話短めでライブは進み最後の曲「天気屋」で藤江隆さんにギターで参加して下さりました。スライドギター決めてくれました!ライクーダーだ!JTだ!藤江さん前にタバコ辞めたらしいですよ。
そしてそのまま藤江さんの演奏。この日お越し下さったお客さんや共演の皆さんは藤江さんのライブを観るのは初めてという方が殆どで。ギターを一音目をかき鳴らして歌いだしそしてその曲が終わった瞬間、おぉ!と驚きが混じった拍手が沸き起こりました。アコースティックスウィングギターのテクニックと楽曲、歌詞のセンスはありえないクオリティだと常々思ってましたのでお誘いして良かった。
次はトビナッツさん。数年前に二度ほどライブを観たことがありまして。昨年油野美術館と難波の絵本カフェホロホロで開催した『靴音までメロウに』にも足を運んで下さり、遂に共演!という事で胸躍りましたよ。ボロロンロンっと子気味よいラグタイムギターというのは踊り出したくなりますね。椅子に座っていても胸が躍ります。この日トリで出演してくれるザ・ビグッド!からムーちゃんがジャグボトルで低音を、ウォッシュタブベースのJunさんが洗濯板でリズムを。ラグタイムにユーモアあふれる歌詞を乗り、それを聴いているとニヤけつつも時折涙腺が緩みそうになる。切ないねぇというのはこういう歌を聴いた時に使う言葉なのかな?どうでしょうか?
そしてはるばる東京からやってきたちくわ朋彦さん。声が伸びるというのはこういう声の事を言うのだなと羨ましい声。ちくわさんは日々ライブを重ねていってるだけにステージ運びもよどむ事なくいい流れを作って進めていきます。客席の一番後ろまでしっかり届くようにに歌っているような気がして、見習おうと心のメモ帳に走り書きしておいた私。そんな気分。
トリはThe BIGOOD!往年のスタンダードナンバーに日本語詞を付けて演奏をするという。達者な演奏、心に残る歌詞、コール&レスポンス。この三本立てでトリを任せれば確実にお客さんを盛り上げてくれてイベントを大団円まで連れてってくれる。そんな頼りになるビグッドの皆さんなんです。この日もアンコールまで終始「参りました!」という完璧なステージで、調子に乗って自分も手拍子しすぎて手が痛い。
こんな感じで無事大団円を迎える事が出来たのではないでしょうか?と手前味噌ながら思う次第であります。