アコースティックデュオ・冬支度 blog

2017年09月18日

2017.7.2西成 難波屋『ひるひなか、難波屋で』

リアルタイムに近づくべく連続投稿に挑戦してみます。7/2は西成の立ち飲み屋 難波屋での冬支度イベント『ひるひなか、難波屋で』。ひるひなかのツーマンライブ。前回1月は京都より長野友美さん。そしてこの日は加古川のスラッジフォーク、カニコーセンさん。カニコーセンさんとの共演とは意外ですねぇ?なんて言葉を何人かの方々から頂きましたが、一昨年ぐらいは1年に三回ほど共演してたんですよ。でもその後全く共演が無かったからチャラ。意外は正解。開場すれば急きょ椅子を増やさないといけなくなったほどお客さんがお越し下さりライブの主催者としてはとても嬉しい。この時点で組み合わせも正解。

トップバッターはカニコーセンさん。この日は独りver.のカニコーセン。ベースの奥さんは「息子の相撲大会」で今回出演は無し。カニコーセンブログで時折出てくるキーワード「息子の相撲大会」。そんなカニさんは下ネタからはじまりディスクジョッキーだったり他にもいろいろ多芸な人。そしてただのいい曲を歌っちゃうんだからあなどれない人。

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冬支度はパーカッションの渡瀬千尋さんとのトリオで。カニコーセンさんの後って一昨年よく共演してた時もそうだったけどMCでカニさんの話ばかりしちゃうんですね。冬支度は10曲ほど。千尋さんのパーカッションについては練習の時からほぼ全くと言っていいほどこちらから何も注文していなくて。それでも出てくるリズムが70年代初頭のジェイムステイラーのアルバムのような、間違いなしな感じで。『眠り羊が丘越えて(インスト)』では斎藤さんがフルート吹きながら会場練り歩く事が多いのですがこの日はお客さんで場内ギューギューで練り歩けず。でも何か足跡を残したかったのか椅子の上に乗っかってフルート吹いてました。そして頂いたアンコールの時点でもう3人でのレパートリーは出し尽くしてしまってたもので、急きょ三人で一度も合わせていない曲を叩いて貰う事に。千尋さんに、いけますか?と確認したら、「変なブレイクとか無かったら、大丈夫だと思います」と。自分は曲作りは基本手グセなので意識してないのですが変なところで突然ブレイク入ったり、キメが変なタイミングで入ってきたりするようです。

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1. なんにもない日、
2. 夢のまた先、
3. 浮かない顔して、
4. ふられるおんな
5. 虫の音、
6. 桜の見ごろは終わったみたい、
7. 天気屋、
8. 眠り羊が丘越えて(インスト)
9. 浜辺、
10. 車窓より(Drop D ver.)

アンコール
11. こんな風に


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打ち上げは難波屋からすぐの居酒屋「釜晴れ」で。最近歳を取ったのかな?と思う事があり。昔よりお酒呑んだら酔っぱらうようになったんですよねぇ。翌朝、起きたらその日の恰好のまま。帰宅してすぐベッドで寝てしまったようです。起きて、あっ!となって隣の部屋に行ったらちゃんとアコギがケースに入ったまま置いてあった。ちゃんと持って帰ってたんだな。安田やるな。


みのようへいトリビュートライブ

遡っていけば楽しかった事を思いだしたりするんだからそれなりに楽しい人生です。6/28は雲州堂でみのようへいトリビュートライブに安田ソロ出演して参りました。みのようへい君のCD発売記念ライブ!はすでに先に開催されたので勝手にその外伝的と勝手に解釈。まず主催の森田雅章さんがミステリ作家の大津光央さんがみの君について寄せたコメントを読み上げる。さすがな名文。以下がそれ。読んで欲しい。森田さんをご存知の方はそのしゃがれ声で読んで欲しい。ついでにがんばって文字起こしした自分を褒めて欲しい。


あたらしい知人ができると、これは男性に限ってのことだが、私は戦争のことをまず考える。戦争というより徴兵のことだ。もしもいま、私たちの国が戦争に巻き込まれ、成人男子に従軍の義務が課されたとしたら、皆どう受け止めるだろうかと。抗議のデモに参加するだろうか、あるいは徴兵逃れの旅に出るだろうか、それとも吐息を重ねながらやむなく戦地へ赴くだろうか。

私の思うみのようへいという彼は、いまの三つのどの行動もとらないだろう。おそらく彼は、まるで散歩にでも出かけるように、銃を担ぎ行軍をはじめる。というのも、私は今日まで、彼が自身の境遇や現状について愚痴めいたことをこぼすのを耳にしたことがないからだ。それは決して彼が恵まれた日常を送っているからではなく、どこか達観したように日々食んでいるからのように思える。こういった存在は、彼の世代において稀有である。

つまり、みのようへいは大人なのだ。大人が大人らしく、当たり前の見える景色を詩に描いて謡う。ゆえに、子どもの集まりであるライブハウス界隈ではどうしたって浮いてしまう。浮いたところで彼は動じない。大人として、彼の詩にうなずくところがある者は、それは貴方自身が大人である証左であり、是非大人の目をもって、みのようへいの今後を見守ってあげてほしい。

大津光央(ミステリ作家)




もうこれでトリビュート完成じゃないかとも思われるでしょうが、ここからみの君が自身の曲をアカペラで披露。なんとも不思議な空気につつまれる。そして出演7人順々に1曲ずつ。自分もみの君と縁はあるんだけれど、自分以上にみの君にゆかりのある人はもっといるんじゃないか?と思いの中始まる。各人、みの君から事前に指定を受けたみのソングをカバー。自分ちょっと燃えましたよ。完コピしてやろうと練り始めましたが、これは冬支度の曲でしょ?と勘違いされるぐらいにアレンジする方がトリビュートぽいよな?得意分野を伸ばしたい。そして歌詞カードは見ずに歌うぞと。そんな意気込みでなんとか大きなミスもなく1曲終了。完全燃焼。そして皆さんそれぞれ、その人らしいカバーで聴かせてくれましたが、そんな中でも大津さんは空気を一変させる。

中川裕太(寒いところ)
スダユウコ(21世紀の釣り)
森田雅章(春)
青木香葉(低い屋根から)
安田支度(私のお金は誰のもの?)
大津光央(Your sea)
てこ(友達は夜にやってくる)

二部はみの君弾き語り。恐縮しつつも飄々と歌を聴かせる。普段エレキギターを弾いているみの君がアコギで弾き語るのは新鮮。自分はみの君の真横に座ったもので歌う横顔を見ながら、自分のトリビュートライブなんて企画されたら大変だろうなぁ。自分なんてそんな話を持ち掛けられたら「勘弁して下さいよ」ってなんとか潰そうと奔走するわ。バイト先を辞める時とか自分の送別会とかされるの気恥ずかしくて誰にも言わずにある日ふっといなくなるタイプだったんだから。

つまり、みのようへいは大人なのだ。

そんなこんなで無事終了。森田さんの企画するライブイベントというのは時におかしな方向にいっちゃう時もあるけど今回は最後までいいイベントでしたねぇ、なんて話をしながら共演の中川さんと青木さんと自転車で帰る。イベントも楽しかったが帰り道も楽しかった。そしてきっとこの日一番大変だったのは主役のみの君ですね。ほんとお疲れ様。

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